「え、そうなの?」元グランドスタッフが教える空港の裏側7選
私にとって空港は非日常感があって、旅の始まりのドキドキ、わくわくが感じられる大好きな場所でした。
そしていざ働いてみると、「えっ、これってそうなの?」「えっ、こんなことあるの!?」の連続でした。
この記事では空港、旅のトラブルシューティングからは少し脱線して、私のグランドスタッフ勤務時代に驚いたこと、意外だったことをご紹介します。
「えっそうなの?」空港で働いてみたら驚きの連続
①有名人にはそれほど頻繁には会えない
空港で働いていたら、芸能人・有名人にしょっちゅう会える!わけではありません。。
私も働く前は、どんな有名人に会えるか楽しみにしていましたが、そもそも私が働いていたのは国際線だったこともあり、毎日有名人がいるわけではありませんでした。
そしてたとえ有名人がいても、たまたま自分がチェックインしたり、アテンドをしたり、担当の搭乗口になったり、という頻度は少ないのです。
とはいえ、10年近く働いていれば、俳優、歌手、モデル、スポーツ選手、などなどの有名人をお見かけすることは何度もありました。
大変なことも多かったですが、やはり有名人に会えるとテンションが上がります。
ただ、『思っていたほど』頻繁ではなかったです。
そして私の場合はどうやら有名人センサーが低く、いらしても気が付かないことも多々ありました。。
羽田空港の国内線なら、もっと頻繁に色々な会えるかもしれません笑
②飛行機には国ごとに独特のニオイがある
先輩から初めて聞いたときには、「そんなことある?」と思いましたが、実際に自分で体感したときにはとても驚きました。
飛行機のニオイを感じるのは、日本から出発する際ではなく、日本に到着して飛行機のドアを開けた瞬間に香ってきます。
そしてそれは、どの国から到着したか、ではなく、どの国の飛行機か、によってニオイが変わります。
ヨーロッパの飛行機は香水のようないいニオイ
アメリカの航空会社はどこか無機質なニオイ
韓国の飛行機はキムチのニオイ
などなど、、、(もし気分を害される方がいたら申し訳ありません)
そして、日本人の私には分かりませんが、日本の飛行機は「醤油」のニオイがすると言われているそうです。
これを体感した時は、中々衝撃的でした。数時間密閉された空間から一気に開放される空気があふれ出る感じです。
③空港のバックヤードはまるで迷路
空港や駅は広くて大きくて、看板や目印がないといったいどこに進んでいったらいいのか分かりませんよね。
その看板も目印もないのが、バックヤードです。
しかもバックヤードの壁はどのフロア同じ色、方向指示もないのに通路は多く、毎日通る道以外を歩くのは本当に不安でした。
少しずつ、少しずつ、仕事の種類が増えるごとに行動範囲が広がり覚えていく感覚で、新しい道を開拓して「この道はここに繋がっているんだ!」と分かるととても嬉しかったです。
④搭乗口が遠すぎる問題、スタッフも毎日思っている
空港は広い。近い搭乗口もあれば、遠い搭乗口もある。
そして遠い搭乗口は、ほんっっっとうに遠い。
いったいどれだけ歩けば着くのかと思った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それ、スタッフも毎日思っています。
ちょっと時間の見積りを誤ると行くべき時間に間に合わなかったり、乗り遅れそうなお客さまを探したりと、新人は全員相当な距離を走っていると思います。私もその一人です。
今でこそスニーカーOKな会社もありますが、当時はパンプス一択。仕事後の足は毎日棒のようでした。
実は、搭乗口はランダムに割り当てられているのではなく、あらかじめ航空会社や便ごとに搭乗口が決まっています。
入り口(出国審査通過出口)から近い場所は使用料(スポット使用料)が高額で、遠いほど料金は安いのです。
なので、日本国内ではフルサービスの日系航空会社ほど近く、外資系LCCほど遠くなります。
割安なチケットが取れたときは搭乗口の遠さにご注意ください。
⑤チェックインカウンターのスタッフはスタッフ全体のほんの一部
グランドスタッフといえば、チェックインをして搭乗口で飛行機に乗る案内をして、というイメージをもっていました。
みなさんもきっとそうなのではないでしょうか。
ですが、実は表に見えるスタッフはほんの一部でその何倍もの数のスタッフが働いています。
出発の準備をするスタッフ
到着の準備をするスタッフ
荷物の破損、ロストバゲージを担当するスタッフ
乗り継ぎのアテンドをするスタッフ
スタッフのタイムスケジュールを管理して指示をだすスタッフ
座席のコントロールをするスタッフ
翌日の出発便の準備をするスタッフ
まだまだ多くの役割を、表には出てこないスタッフたちが日々支えています。
様々な役割を経験して、裏から運航を支えることができるのもグランドスタッフをして働く醍醐味でした。
⑥検疫って?動物検疫・植物検疫
空港の検疫はどんな役割があるか知っていますか?
2020年初頭に始まったCOVID-19で「空港の検疫」というワードを聞くことも多かったのではないでしょうか。
感染症の国内流入を避けるために行われる役割があり、皆さんの印象にあるのも、「人」に関する検疫ではないかと思います。
しかし、空港の検疫には人に関するものだけではなく
「動物検疫」と「植物検疫」があります。
ペットなどの動物を国外へ持ち出す、もしくは連れて帰ってくる場合、必ず動物検疫の審査を通す必要があります。
見落としがちなのが以下の検疫です。
海外からの肉類の持ち込み=動物検疫
海外からの花や果物の持ち込み=植物検疫
これらを持ち込もうとして没収される方が、思ったよりも多く驚きました。
⑦手荷物のロストバゲージや破損は毎日起きている
私の初期配属は、ロストバゲージや手荷物破損の受付などの一時対応をするチームでした。
初めてロストバゲージや手荷物破損の教育を受けたときに、自分にとって身近な事象ではなかったので、正直なところあまりピンとこないまま教育を受けてしまいました。
いざ現場にたつと、破損も未着(ロストバゲージ)も日常茶飯事。毎日こんなに多くのバゲージトラブルが起こっておることに驚くと同時に、駆け抜けるように毎日が過ぎていきました。
航空会社で働こうと思っていた私でも(当時はまだ学生上がりのペーペーですが、、)こんな感覚でバゲージトラブルと向き合い始めたので、一般の方には縁遠いカテゴリーの話だろうな、、でも旅行をしていたら誰にでも起こりえることだなと思ったことも、このブログを立ち上げたきっかけのひとつです。
ロストバゲージについて気になった方は、よければこちらもご覧ください
鞄の破損についてはこちらから
まとめ
空港で働いてみて初めて気づいたこと、驚いたことを7個ご紹介しました。
旅行者として来る空港と、スタッフとして働く空港は全く違う景色でした。
このブログでは、そんな現場経験をもとに、旅のトラブル解決に役立つ情報を発信しています。ぜひほかの記事もあわせて読んでみてください✈️








